_= Review:
なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学(小堺 桂悦郎)
_だいぶ前に古本屋で買ったんだけど、やっと読了。会計の話としてはかなりライトな感じ。タイトルにあるような「社長のベンツは必ず4ドア」というような、普段何気なく見ている事象を会計の面から解説する本。社長の4ドアベンツというのは、経費で落とすということを考えると合点はいくが、それ以外にも「なぜ粉飾するのか」とか、普段サラリーマンをやっていると理解しづらい部分もあり、それらをわかりやすく説明してくれる。
_企業の会計は家計とはだいぶ違う。それは、家計は現金の流れ(含借金)だけを見るが、企業会計は処理の方法が決まっており、たとえば車を買うと数年間均等に費用処理をしなければいけない。買ったときに買った金額が全部費用として処理されているわけではないのだ。こういったことは、企業で働いていれば常識ともいえることだが、若手や就職活動中の学生などはよく知らなかったりする。そういった人たち向けにはライトなよい本だ。
_そして、中小企業の資金繰りや税金対策の話に進む。上記のように処理されることによって、企業は、帳簿上は儲かっていても財布に現金がない場合も多いし、逆に財布には現金があってもそれがほんとうの意味での資産なのかどうかはわからない。きちんと帳簿をみないと。そんな状況の中小企業がどのように資金繰りをしているのか、それを実際のコンサルの現場から生生しい話を交えてすすめていく。節税対策も同じだ。
_ただ、あくまでも本書はライトな入門書。ざっくりと概要をつかむにはいいのだが、本格的に会計や経営をやっていこうとすると、もっときちんとした知識・経験が必要だろう。読みやすい文体・分量そして内容のライトさからいって、若い人たちに会計の何たるかを知ってもらうという意味では、悪い本ではないと思う。
macports でも fink でもなく、homebrew 環境でどうやってインストールするか。
まず、デフォルトの python の sys.path には、/usr/local が含まれていない。この時点で、homebrew の環境内にインストールしても通常はロードできない。
% python Python 2.7.1 (r271:86832, Jun 25 2011, 05:09:01) [GCC 4.2.1 (Based on Apple Inc. build 5658) (LLVM build 2335.15.00)] on darwin Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>> import sys >>> sys.path ['', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python27.zip', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python2.7', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python2.7/plat-darwin', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python2.7/plat-mac', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python2.7/plat-mac/lib-scriptpackages', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/Extras/lib/python', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python2.7/lib-tk', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python2.7/lib-old', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python2.7/lib-dynload', '/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/Extras/lib/python/PyObjC', '/Library/Python/2.7/site-packages']
なので、homebrew で作ることは諦める。python のモジュールが homebrew パッケージになっていないのはこういうことか。OSX めんどくさい。とりあえず、通常のロードパスである /Library/Python/2.7/site-packages に入れることを考える。
http://tilloy.net/dev/pyexiv2/からダウンロードしてきて README を読むと、依存するライブラリがいくつかあるので、それらを brew で入れる。
ちなみに、ダウンロードのための wget はあらかじめ入れておこう。curl 使ってもいいけど。
% brew install boost % brew install exiv2 % brew install scons
で、次にビルドだが、このまま scons すると、以下の二点で引っかかる。
まず前者だが、OSX では、boost_python の名前が変わっているので、これを指定してあげないといけない。scons のオプションで指定できるので、「BOOSTLIB=boost_python-mt」と指定してあげれば良い。
後者は、https://answers.launchpad.net/pyexiv2/+question/140742に解決法が載っているが、src/SConscript の修正が必要。diff は下記の通り。
--- src/SConscript.orig 2011-08-28 11:52:13.000000000 +0900 +++ src/SConscript 2011-08-28 11:25:42.000000000 +0900 @@ -6,6 +6,7 @@ import SCons.Util env = Environment() +env['FRAMEWORKS'] += ['Python'] # Take environment variables into account # (see https://bugs.launchpad.net/pyexiv2/+bug/249835)
これで、
% sudo scons BOOSTLIB=boost_python-mt install
してやれば、/Library/Python/2.7/site-packages に pyexiv2 がインストールできる。でめたしでめたし。
…とはいかなかった。ここで import してみるとエラーが…。
% python
Python 2.7.1 (r271:86832, Jun 25 2011, 05:09:01)
[GCC 4.2.1 (Based on Apple Inc. build 5658) (LLVM build 2335.15.00)] on darwin
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>> import pyexiv2
Traceback (most recent call last):
File "<stdin>", line 1, in <module>
File "/Library/Python/2.7/site-packages/pyexiv2/__init__.py", line 60, in <module>
import libexiv2python
ImportError: No module named libexiv2python
どうやら、pyexiv2 のバイナリ部 libexiv2python が見つからないようだ。でも、ちゃんと /Library/Python/2.7/site-packages 以下にインストールされている。
% ls -l /Library/Python/2.7/site-packages/libexiv2python.* -rwxr-xr-x 1 root wheel 1606564 8 28 11:29 /Library/Python/2.7/site-packages/libexiv2python.dylib
で、わけわからなくていろいろ調べてみると、OSX でも python の dynamic loading binary file の suffix は .so らしい…。つまり、pyexiv2 が .dylib でインストールししているのが間違い。こいつを .so にコピー(mv でもいいけど)してやるとロードできる。
なんてことだ…。これはあまりにもひどすぎやしないか?
Debian だったら「apt-get install python-pyexiv2」でおしまいなのに…。
_= Review:
70円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる (宝島社新書)(高城 剛)
_海外旅行をしたいけど、飛行機が高くて…というのは今はもう昔の話。欧米では LCC(Low Cost Carrier)を使って格安で旅行するのが常識になっている。まるで隣の街に行くように「良いレストランがあるから、週末プラハでランチしよう」とロンドン・パリからランチに行く。それも金持ちじゃない、普通のサラリーマンが。日本では考えられない航空事情がいま欧米では当たり前だ。
_本書ではなぜそんなことが可能なのか、日本はどうなのか、というところをわかりやすく解説してくれている。それほど深堀りはしていないので、本書の内容に興味を持ち、深く知りたい場合は別の書籍に手を出すといいだろう。
_日本の空もかわりつつある。SKYMARK などの航空会社は以前からあったが、ANA や JAL も LCC の業界に参入し、2012 年からは日本でも同じように空の旅が楽しめるようになる…かもしれない。実際に、東京〜大阪間が2,000円台で、という報道がなされている。だがはたしてそんなにうまくいくだろうか。
_本書後半に書かれている通り、日本の航空事情はいびつだ。多くの空港で赤字を垂れ流しながら、さらに空港を建設してきた日本。JAL は経営破綻したが、国の庇護の下で救済される。日本のハブ空港といえる、羽田・成田の複雑な事情。こんな状況の中、はたして本格的な LCC 時代を迎えることができるのか。2012 年に何が起こるのか、興味深く見守っていきたい。
宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス)(村山 斉)NHK の「コズミックフロント」という番組を見て改めて宇宙への興味が募り、そこに出演されていた東大の数物連携宇宙研究機構長の村山先生の著書ということで購入した。
本書は、21 世紀に入って 10 年経った時点での最新の宇宙論を、わかりやすく解説している。前提となる知識としては、中学校の理科程度で読むことができると思う。数式類もほとんどかかれておらず、図や写真で丁寧に説明されており、物理学の知識がなくてもなんとなく入っていけるはずだ。
宇宙の大部分を占めているのは、いまわかっている物質ではなく、暗黒物質や暗黒エネルギーといった、いまだ正体がわかっていないものであり、それを解明していく過程がわかりやすく書かれているし、本当のところ、宇宙はどんなものであるかというのを、現在わかっている範囲で書かれている。この一冊を読めば、普通の一般人であっても、現在の最先端の宇宙研究の一端に触れることができるだろう良書である。
結局のところ、宇宙はまだわからないことだらけ。物理の理論研究や実験・観測の内容だけではどうしようもないところを、数学の力を使って解明していくのがとても面白く感じた。暗中模索のなかでも、わずかな観測結果などから仮説を作り、それを検証していく姿は、まさに本物のフロンティア。
私たちが生きている間に、もっと多くのことが解明され、新たな知識を我々に与えてくれると期待している。
ガウディの伝言 (光文社新書)(外尾 悦郎)バルセロナという街、カタルーニャという地域の旅行書はたくさん出版されているが、その歴史的背景や街そのものにスポットをあてた本は数少ない。カタルーニャ・バルセロナという土地は中世以降複雑な経緯を経て現在に至る。このあたりの話は、物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡 (中公新書)(田沢 耕)やカタルーニャの歴史と文化 (文庫クセジュ)(M. ジンマーマン/M.=C. ジンマーマン/Michel Zimmermann/Marie‐Claire Zimmermann/田澤 耕)あたりが詳しい。そんな背景をもとに生まれてきたのが、ガウディという芸術家である。
本書は、サグラダ・ファミリアの建設に、彫刻家として携わっている日本人、外尾悦郎さんが、ガウディがどのように考え、どのように表現していこうとしていたか、ということを解き明かしながら、サグラダ・ファミリアをつくっていく過程を記した本である。ガウディは 1929 年に亡くなり、その遺産となった図面や模型もスペイン内戦で多くを失ってしまった今、ガウディの遺志をつぐためにしなければならないこと、それはガウディそのものを理解することにほかならない。著者がガウディを理解するためにどんなことを考え、なにを行ったのか、本書にはそれが認められている。
サグラダ・ファミリアを代表とするガウディの作品群は、ただ美しいというだけではなく、そこにはさまざまな工夫や物語が綿密に組み込まれている。本書を読んでからバルセロナを訪れると、ただ美しいというだけでなく、もっと深い味わいがあることに気づくだろう。バルセロナ観光の前に読んでおきたい一冊である。
物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡 (中公新書)(田沢 耕)FCバルセロナやスペイン観光などでカタルーニャというものに興味をもったとき、まず最初に本書を手にとって読んでみると良い。カタルーニャとスペインの違い、バルセロナの独特の雰囲気のベースはどこにあるのか、おぼろげながら見えてくることだろう。
歴史書というとお堅いイメージがあるかもしれないが、本書は物語として歴史を柔らかく語ってくれている。とくに、一般におもしろい題材となりうる中世と、カタルーニャがもっとも発展した時代が重なるため、より一層おもしろさが増している。
惜しむらくは、近代カタルーニャの歴史をもう少ししっかりと書かれているとよかった。中世以降については、「その後のカタルーニャ」としてあっさりとまとめられてしまっているのが残念。産業革命・リベラ独裁政権やフランコの話などを、カタルーニャの視点から語ってほしかった。
とはいっても、本書はとてもよくできているので、ぜひ手にとって読んでみてほしい。
カタルーニャの歴史と文化 (文庫クセジュ)(M. ジンマーマン/M.=C. ジンマーマン/Michel Zimmermann/Marie‐Claire Zimmermann/田澤 耕)物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡 (中公新書)(田沢 耕)がカタルーニャの中世にフォーカスしたものだとするならば、本書はカタルーニャ全史が半分、カタルーニャ文化史が半分という構成である。物語として歴史を読むのであれば、本書ではなく「物語 カタルーニャの歴史」のほうが面白いだろう。
本書は、実際にカタルーニャがどのように生まれ、現在どうなっているのか、文化的にはどう変わってきたのか、というところにフォーカスし、より実体的・教科書的に記した一冊である。ひと通り網羅はされているが、教科書的に記されているため、面白みには欠ける。なので、ひととおりカタルーニャの歴史と文化を抑えておきたいという向きには最適である。
この日記を復活させたときに、ぜひやらなければならないと思ったのは、twitter にアップデートをつぶやくこと。twitter と facebook に自分のアップデートをまとめたいと思っているので、まずはこれをやらねばと思った。
本当は、tDiary のプラグインとして実装するのが筋だと思ったのだが、そこまでの時間がなく、すでに yapra を利用してアップデートをつぶやく仕組みを @fcbarcelonajp で構築しているので、これをほぼそのまま使えばいい。幸いにして、tDiary はコメント無しの RDF も吐いてくれるので、これを読み込んで表示してやれば良い。
twitter への投稿は、https://github.com/tach/yapra-plugins/blob/master/yapra/plugin/publish/twitter.rbを利用する。これは、twitter4r をバックエンドとして利用している、twitter 投稿プラグイン。oAuth への対応をしないといけないため、TwitterのbotをOAuthに対応させる - しばそんノートの twitter-oauth.rb を利用してトークンを取得し、これを設定に記述。重複投稿を防ぐために、deduped プラグインを利用。
設定は以下のとおりとなる。
- module: Feed::Load
config:
url: http://tach.arege.net/d/no_comments.rdf
- module: Filter::Deduped
config:
path: /path/to/deduped/twitter_tach_diary
- module: Publish::Twitter
config:
consumer_key: your_yapra_consumer_key
consumer_secret: your_yapra_consumer_secret
access_key: your_yapra_access_key
access_secret: your_yapra_access_secret
hashtags: ['diary']
prefix: 'tach のアレゲ日記:'
この設定を利用して yapra を実行すれば、重複しないように投稿してくれる。実際のテストも良好だったので、10 分おきに実行するようにセットした。
ところがこのとき一つ問題が。makerss.rb が生成する rss のタイトルが、かなり短くされてしまっていることだ。正確には 20 文字で切られてしまう。これでは長いタイトルの一部しか表示されず、内容がわかりにくくなってしまう可能性がある。twitter に投げるので、ある程度短く制限はしないといけないのだが、20 文字では心もとない。
今回は makerss.rb を直接書き換えたが、設定画面で変更できるようなパッチを作成予定。20文字で困っている人もいそうだし。