技術的なこと以外のオープンソース関連ネタ

「オープンソースだから無料にしろ」に対するたとえを使った反論

:客(Aさん)

オープンソースを使うんなら無料なんでしょ。なんでお金取るの?

:業者

なぜ無料なのか考えてみましょうよ。A さんの趣味はなんですか?

:Aさん

ゴルフだ。

:業者

A さんはゴルフが上手で、そのスコアをインターネットで公開しているとしましょう。当然、見る人は無料だから「すごいな」とか言いながら見ています。そのうち「自分も上達したいから教えてくれ」という人がでてきました。A さんはやさしいので教えてあげます。

:A さん

まぁ知り合いなら教えてやっても良いがね。

:業者

で、その噂を知った他の人が続々と「教えてくれ」と言ってきます。でも、すべての人に教えてあげるわけにはいかないですよね。

:A さん

当然だ。仕事もあるし、そんな時間もない。趣味でやってるんだから教えてやる義務もない。まぁ、お金くれれば教えてやらないでもないが。

:業者

だとしたら、この人たちにはどう答えますか?

:A さん

「時間もないし、できない。教えてもらうならゴルフ練習場のレッスンプロのところにいけ。」

:業者

そうなりますよね。オープンソースソフトウエアの開発者も多くは趣味で(自分が作りたいものを)作っているのです。慈善事業でもなんでもありません。使い方を教えてもらったり、障害をサポートしたりするのは彼らの趣味の範囲ではありません。ゴルフでも同じで、好意で教えてもらえる以外は無料では教えてもらえません。私たちはゴルフで言えばレッスンプロなのです。オープンソースソフトウエアを「仕事として」サポートします。そのためには(障害対応など)皆がやりたくないことも当然行いますが、それには相当の対価が必要になります。

ビジネスとしてのオープンソースとフリーソフトウエア

これもお風呂の中で思いを巡らせたことです。まぁ自明のことなんですけど、 とりあえずメモ。ぼくは、オープンソースの考え方が 好きなので、それが発展していくことの望んでいます。趣味の中だけではなく、 経済的な社会の枠組みの上に乗せていくことが、大きく発展していく第一歩だと 思っていますので、何とかビジネスとしてうまくやっていける方法を探っています。

一方で、そんなことはどうでも良くて自分の作りたいものを好きなように作って 行きたい。あくまで趣味なので、自分のやりたくないこととか利益にならない ことは基本的にやらない、という人もいます。こちらのほうが多数だと思います。 ただ、相対的に声が小さいので、こういった方々も同じような目で見られて しまうのではないでしょうか。そこが「オープンソースと呼ばないで」に つながるんでしょうね。

結局、このギャップは仕方のないものです(どっちが良いとか悪いとかではない) から、それをきちんと認識して いることが大事ですね。そのうえで、声の大きな人はそれに配慮する、と。 「趣味でやってる人もいるし仕事でやってる人もいる」し、 「何とか仕事にしてお金がほしい人もいるし、お金なんかいらないから 趣味として縛られずに自由にやりたい人もいる」のでしょう。 少数派だとは思いますが、 「社会貢献としてやっている」という人・企業がいるかもしれませんね。 どうしていけば一番幸せになれるのか、というところまで考えが至って いません。